コウノトリ「歌」のこと

栃木県の渡良瀬遊水地で今年、2歳で産卵したコウノトリ「歌」が足を骨折して保護されていましたが、施設に収容して骨折した足を切断したとの話を聞いていましたが、亡くなったようです。

 両親は兵庫県豊岡生まれで、徳島県鳴門で営巣し、そこで生まれました。巣立ち後、関東へ飛んで行き放鳥個体とペアになり営巣。関東では初めて幼鳥を巣立たせた「お母さん鳥」でした。まだ若く、来年以降も、順調に子育てをしていくもの思っていました。 

 これまでも、野外で暮らしてるコウノトリが事故などで死んだという話を多く聞いていますが、最近では京都府綾部市で初の孵化となった「綾来」が京丹後市で死亡しているのが確認されたところでした。

 コウノトリにとって住みやすい環境を整えるということが、今後の野生復帰に向けての課題の一つかもしれません。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN♂)